「お野立所」記念パネルに 全国植樹祭のレガシー【岩手】

お野立所解体後の木材を再利用して作られた記念パネル

 2023年6月に陸前高田市で開催された第73回全国植樹祭で天皇、皇后両陛下が座られた「お野立所」が、植樹祭のレガシー(遺産)として開催記念パネルに生まれ変わった。今後、県内5カ所に順次配置される。

 13日に盛岡市内で開かれた全国植樹祭県実行委員会の総会の中で報告された。 スギやナラなどの県産材で作られた「お野立所」を解体し、その一部を使って高さ1・8メートル、幅90センチの大きさの記念パネルを製作。天皇、皇后両陛下がお手植えされる様子やフィナーレの場面を写した写真が掲示されている。

 式典会場の高田松原津波復興祈念公園(陸前高田市)をはじめ、千貫石森林公園(金ケ崎町)や折爪岳森林公園(二戸市)、大窪山森林公園(大船渡市)、県民の森(八幡平市)の県営森林公園4カ所の計5カ所に今後順次配置し、お披露目時期を待つことになる。

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