宇都宮市新年度予算案 過去最大の約2300億円に「子育て支援や公共交通に関連したまちづくり」

 宇都宮市の佐藤栄一市長は13日、過去最大の約2300億円となる新年度(2024年度)の一般会計当初予算案を発表しました。

 子どもたちが安心して健やかに成長できる環境づくりや、公共交通ネットワークのフル活用などの取組みを進めていく考えです。

 宇都宮市の新年度の一般会計当初予算案は、2296億5千万円となりました。前の年度に比べて106億7千万円、率にして4.9%増加し過去最大です。物件費や人件費が前の年度に比べて約65億円増加していて物価の高騰や賃金上昇の影響が出ています。

 宇都宮市は2022年度の決算で、市税収入がコロナ禍前の水準である930億円台まで増加していて着実に経済が回復している状況にあるということです。

 2023年8月に開業したLRT・ライトラインが、通勤や通学、休日の外出など重要な移動手段として定着しているとともに、沿線の人口の増加など都市の活力の創造につながっており、こうした好機を逃さず将来にわたって成長力を確保できるまちづくりに取り組んでいく必要があるとしています。

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