小山市新年度予算案発表 過去最大712億円 浅野市長「安心・安全な暮らし」を確保することが最優先

 小山市の浅野正富市長は13日、一般会計の総額で過去最大の712億円にのぼる2024年度の当初予算案を発表しました。小山市の2024年度の一般会計当初予算案は、前の年度と比べて4.6%増の712億円となりました。

 予算の規模としては、初めて700億円を超え過去最大となったほか、3年連続で増加しています。

 浅野市長は「安心・安全な暮らし」を確保することを最優先事項として、公共施設の維持や修繕に対し重点的に予算を充てています。なかでも老朽化した間々田北保育所と網戸保育所を統合し、新設する保育所の整備に約6億6700万円、小中学校と義務教育学校の改修工事をはじめとする長寿命化に約6億9200万円を盛り込みました。

 また、浅野市長が公約に掲げた今後も住み続けたいと思える「田園環境都市おやま」を実現させるためのビジョン策定に約2560万円を計上しています。

 このほか新規事業として、間々田のじゃがまいたを伝承するための施設の整備計画の策定などに約2980万円を充てています。

 小山市の新年度の当初予算案は15日に開会する市議会に提出され、3月14日に採決が行われます。

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