メッツ編成本部長 主砲アロンソのFAは「最も可能性が高い結果」

2019年に新人選手によるシーズン最多記録を更新する53本塁打を放って華々しいデビューを飾ったピート・アロンソ(メッツ)は今季メジャー6年目を迎え、FA前のラストシーズンとなる。今オフはトレード移籍ないし契約延長の可能性が取り沙汰されたが、いずれも実現しないまま現在に至っている。日本時間2月13日、デービッド・スターンズ編成本部長はメディアの取材に応じ、「それ(FA)が最も可能性の高い結果だと思う」とアロンソが今季終了後にFA市場へ出ていく可能性が高いことを明言した。

スターンズ編成本部長は「自分のチームに才能のある選手がいて、その選手が保有期間のラストイヤーを迎え、その選手の代理人をスコット・ボラスが務めているとき、たいていの場合はFAという結果に行き着く」とコメント。敏腕代理人として知られるボラス氏がアロンソの代理人を務めている以上、契約延長は容易ではなく、アロンソがFAになるのは仕方ないと考えているようだ。

アロンソが2019年以降の5シーズンで放った192本塁打はメジャー最多の数字。次点のマット・オルソン(ブレーブス)に15本差をつけている。その間、オールスター・ゲームに3度選出され、ホームラン・ダービー優勝も2度。デビューイヤーの2019年は本塁打王のタイトルを獲得して新人王に選ばれ、2022年は自己最多の131打点で打点王に輝いた。昨季は154試合に出場して打率.217、46本塁打、118打点、OPS.822を記録している。

現在29歳のアロンソはオルソンの8年1億6800万ドルやフレディ・フリーマン(ドジャース)の6年1億6200万ドルを上回るような大型契約を望んでいるとみられる。FA市場では8年2億ドル前後の攻防となるかもしれない。スティーブ・コーエン・オーナーの資金力をもってすれば、アロンソの引き留めは不可能ではないように思えるが、果たしてメッツはどのように動くのだろうか。今季もメッツが低迷した場合、夏場のトレードも十分に有り得る。

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