DHでの出場機会が最も多くなるのは吉田正尚 コーラ監督が明言

日本時間2月14日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督がメディアの取材に応じ、チームのなかで今季、指名打者として最も多くの出場機会を得るのが吉田正尚になる見込みであることを明言した。「彼を指名打者に固定するというわけではない。しかし、ロースターのなかで、そのポジションで最も多くの打席を得るのは彼だろう」とコーラ監督。シーズンを通して指名打者に固定されるわけではなさそうだが、メジャー2年目は守備に就く機会が減り、指名打者として多くの試合に出場することになりそうだ。

吉田は5年9000万ドルの大型契約でレッドソックスに加入。メジャー1年目の昨季は左翼手として84試合、指名打者として49試合にスタメン出場した(ほかに代打での出場が7試合)。140試合で打率.289、15本塁打、72打点、8盗塁を記録。打率はヤンディ・ディアス(レイズ)、コリー・シーガー(レンジャーズ)、ボー・ビシェット(ブルージェイズ)、大谷翔平(昨季エンゼルス)に次ぐリーグ5位にランクインしたが、四球(34)が少なく、出塁率(.338)やOPS(.783)は期待されたほどの数字にはならなかった。

昨季のレッドソックスはジャスティン・ターナー(現ブルージェイズ)がチーム最多の98試合で指名打者としてスタメン出場し、吉田の49試合はチーム2位。このほか、トレバー・ストーリーが6試合、アダム・デュバルが3試合、トリストン・カサスとラファエル・デバースが2試合、ロブ・レフスナイダーとホルヘ・アルファロが1試合、指名打者としてスタメンに起用された。ターナーがFAで退団したことを受け、編成トップのクレイグ・ブレスローは指名打者を1人の選手に固定せず、複数の選手を併用するポジションにしていく方針を明らかにしている。

指名打者としての出場が増えることになれば、吉田に求められる打撃成績の水準もおのずと上がるはず。昨季惜しくも届かなかった打率3割だけでなく、出塁率や長打率の面でも昨季を大きく上回る数字を求められることになるだろう。メジャー2年目は本領発揮が期待される。

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