スプリング・トレーニングで注目すべき10投手 山本と今永も選出

各チームのバッテリー組(投手と捕手)がキャンプ地に集まり始めているなか、MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者は「スプリング・トレーニングで注目すべき10投手」を紹介する特集記事を公開した。昨年のドラフト全体1位で指名された注目の有望株、ポール・スキーンズ(パイレーツ)や電撃トレードで移籍したコービン・バーンズ(オリオールズ)、故障からの完全復活を目指すエドウィン・ディアス(メッツ)のほか、山本由伸(ドジャース)と今永昇太(カブス)も選ばれている。

3月後半に韓国での開幕戦を控えるドジャースはすでにバッテリー組のキャンプを開始しており、山本もキャンプインしている。アドラー記者は「山本ほど今春のデビューを注目されている選手はいない。誰もが見たがっている選手だ」とコメント。「ワールド・ベースボール・クラシックのおかげで、日本のエースがメジャーの舞台でどのような投球を見せるか、我々はある程度見当がついているが、山本がドジャースのユニフォームを着て初めてマウンドに上がれば、また違った衝撃を受けることになるだろう。長い歴史のなかで、彼は最高の実績を持ってメジャーに飛び込む投手かもしれない。史上最高の可能性もある。我々はすでに鮮やかなカーブや鋭いスプリッターをイメージしている」と大きな期待を記した。

今永については「今オフ、日本からメジャーにやってきたスター投手は山本だけではない。今永は山本に比べるとワイルドカード的存在だが、彼のデビューも非常に楽しみだ」とコメント。「今永について気に入っているところはたくさんある。ワールド・ベースボール・クラシックの決勝戦では、アメリカ代表を破るのに一役買った。非常に興味深い球種を持っており、90マイル台中盤の速球には伸びがあり、左腕が投げるスプリッターはメジャーの打者が普段あまり目にすることがないものである」と高く評価した。

なお、アドラー記者は山本と今永のほかに、スキーンズ、バーンズ、クリス・セール(ブレーブス)、ディアス、シェーン・バズ(レイズ)、DL・ホール(ブリュワーズ)、レット・ローダー(レッズ)、ジャクソン・ジョーブ(タイガース)を「スプリング・トレーニングで注目すべき投手」としてピックアップしている。

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