メッツが藤浪晋太郎の獲得を正式発表 マウリシオが60日IL入り

日本時間2月15日、メッツはオリオールズからFAとなっていた藤浪晋太郎と1年契約を結んだことを正式発表した。メッツはロースターの40人枠がフルに埋まっていたため、故障者リストが使えるようになるまで藤浪の契約の正式発表を待っていたが、右ひざの手術で長期離脱が確実となっている有望株ロニー・マウリシオを60日間の故障者リストに登録してロースターの枠を空け、ようやく藤浪獲得を発表した。契約条件は1年335万ドル(プラス出来高)であることが報じられている。

現在29歳の藤浪はメジャー1年目の昨季、アスレチックスとオリオールズで合計64試合(うち7先発)に登板して79イニングを投げ、7勝8敗2セーブ、5ホールド、防御率7.18、奪三振率9.46、与四球率5.13を記録。アスレチックスの先発2番手として開幕を迎えたものの、先発では全く結果を残せずリリーフに回り、7月中旬にはトレードでオリオールズへ移籍した。アスレチックスでは34登板で防御率8.57だったが、移籍後は30登板で防御率4.85と成績が向上。ただし、首脳陣からの信頼を勝ち取ることはできず、ポストシーズンのロースターからは漏れた。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は、メッツが藤浪と結んだ契約について1年335万ドルであることを報じ、成績に応じて最大85万ドルの出来高が設けられていることも伝えた。また、同じく「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者によると、今回の契約にはマイナー降格を拒否できる条項は盛り込まれておらず、メッツは必要に応じて藤浪にマイナー降格を命じることもできるようだ。

藤浪はリリーバーとしての起用が想定されており、スプリング・トレーニングで大不振に陥らない限りは開幕ロースターに名を連ねるはず。メッツのブルペンは守護神エドウィン・ディアスが故障から復帰し、アダム・オッタビーノ、ブルックス・レイリー、ドリュー・スミスといった昨季の主力も健在だ。藤浪は同じく新加入のジェイク・ディークマンやホルヘ・ロペスとともに、試合中盤を担当する中継ぎ要員としてスタートすることになるだろう。

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