北陸で春一番 昨年より13日早く

 新潟地方気象台は15日(木)昼前、北陸で「春一番」が吹いたと発表した。昨年に比べて13日早い発表となった。

 前線を伴った低気圧が日本海にあり、発達しながら東北東へ進んでいる。このため北陸は、やや強い南よりの風が吹き、気温も金沢で前日の14日(水)より上回った。強風や高波、積雪の多い地域ではなだれや融雪による土砂災害に注意が必要だ。

【15日(木)の最大瞬間風速・最高気温(11時10分まで)
 新潟 南西6.5メートル・11.9℃
 富山 南14.4メートル・18.1℃
 金沢 南南西15.5メートル・19.7℃
 福井 南南西6.9メートル・16.8℃

 なお、低気圧からのびる寒冷前線が、今夜にかけて北陸を通過する見込み。落雷や、竜巻などの激しい突風に注意が必要だ。雨の降り出しと共に、急に気温が下がる点にも注意が必要となる。

■春一番について
 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹き、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表をするが、基準を満たさず発表されない年もある。

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