ブレントフォードは2月14日、ベルギーのクラブ・ブルッヘからブラジル人ストライカーのイゴール・チアゴの獲得を発表した。ブレントフォードの公式サイトが伝えている。
現在22歳のイゴール・チアゴは、母国ブラジルのクルゼイロでデビューを飾ると、2022年2月にブルガリアの強豪ルドゴレツへ移籍。今シーズンからクラブ・ブルッヘに加入すると、公式戦40試合で26ゴールの成績を残している。
契約期間は5年契約で2029年の6月までとなり、移籍金は3000万ポンド(約56億円)だという。今シーズン終了までクラブ・ブルッヘの一員としてチームに残り、来シーズンからブレントフォードに合流する。
ブレントフォードのトーマス・フランク監督は、イゴール・チアゴに大きな期待を寄せており、以下のように語った。
「我々は重要なポジションに重要な選手と契約した。チアゴはとてもエキサイティングなストライカーで、チームの役割にとても合う。彼は勤勉で、非常に優れたプレッシングプレーヤーだ。彼はベルギーで順調に成長しており、赤と白のユニフォームを着た姿を見るのを楽しみにしている」
この獲得はエースのアイヴァン・トニーの退団に備える補強と見られている。トーマス・フランク監督はデンマークメディア『Tipsbladet』に今夏のトニー退団の可能性を示唆しており、以下のように語っている。
「アイヴァン・トニーがおそらくこの夏に売却されることは比較的明確だ。我々は彼の価値を知っており、彼より優れたストライカーは世界中に多くないと思う」
イギリスメディア『Football Insider』によると、ブレントフォードは最低でもトニーの移籍金として8000万ポンド(約150億円)を求めるようだ。現在は、アーセナルが獲得のポールポジションに立っていると報じられており、今夏の移籍市場では人気銘柄となりそうだ。