【春一番】北陸と関東で発表!このあと注意したいポイントは?

春一番は北陸と関東で発表!春一番の条件とは?

今日午前中に低気圧が日本海で発生し、この低気圧や前線に向かって、東北から九州では南風が強まっています。
先ほど、以下の地域で春一番の発表がありました。
▼ 北陸地方(昨年より13日早い)
▼ 関東地方(昨年より14日早い)
春一番は、厳密な発表条件は異なりますが、概ね日本海に低気圧があり、南よりの風が強まって、気温が上昇することを条件にしている地方が多くなっています。詳しくは、こちらのコラムにもまとめていますので、チェックしてみましょう。

このあと注意したい3つのポイント

「春一番」には、うららかなイメージもあるかと思いますが、南風が強まることにより、注意しておきたいこともあります。以下にポイントをまとめてみました。
① 強い南風
強い南風が吹き込むことによって、電車や航空機の遅延が発生するケースがあります。お帰りの時間帯は、お使いの交通機関が乱れていないか、確認をするようにしてください。また、車を運転する際は、ハンドルを取られるケースもあります。街路樹や、高速道路などでは、吹き流しを見ることで思わぬ横転を防ぐことができますので、注意してみてください。
② 積雪地の融雪
東・西日本では、南風によって気温が上昇しています。積雪の多い地域では、雪どけが進み、雪のゆるむ所があります。
特に、一度とけた雪の上に、再び雪が積もると、とけた雪がすべり面となって、なだれが発生しやすくなります。スキー場に出かけている方は、なだれにご注意ください。
また、積雪のない市街地などでも、融雪によって土砂災害が発生したり、川が増水したりすることもありますので、注意が必要です。
③ 風向の変化
このあと前線が通過し、南風から北風に風向が変わるでしょう。この北風に乗って、冷たい空気が運ばれてきそうです。今日は軽めの春服でお出かけしたという方も、明日は日中の気温の上がり方が鈍くなりますので、服装選びにお気を付けください。
暖かさは長くは続かず、まだまだ冬の寒さが戻る日もありますので、暖かめの服装も残すようにしましょう。

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