熊本城、復旧へまず1歩

崩落石垣撤去を公開

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ショベルカーとワイヤを使って行われたお城前駐車場西側石垣の撤去工事=7日、熊本市中央区

 熊本城総合事務所と熊本城調査研究センターは7日、熊本大神宮横の「お城前駐車場」(熊本市中央区)で、熊本地震で崩落した熊本城の石垣の撤去作業を公開した。

 同市は市道や民有地の通行や安全の確保を目的に、3日から石材を撤去する応急復旧工事に着手。埋門[うずみもん]石垣(石材約150個)の撤去は既に完了し、お城前駐車場西側石垣(約500個)の後、百間[ひゃっけん]石垣(約2200個)、宮内橋北側石垣(約250個)と続く。

 7日は研究センター職員ら約10人が、大規模な撤去作業にあたった。駐車場に崩落した石材をワイヤでショベルカーにつるし、1個ずつトラックに乗せて棒安坂付近の石置き場に運んだ。石材は番号を付けて保管する。

 「ようやく1歩踏み出して安心した。先は長いが復旧に向けて進めたい」と総合事務所の梅田雄介所長補佐。緊急を要する石垣の撤去は、2カ月ほどかかるという。百間石垣に面する熊本城北側の市道は、9月ごろに通行可能になる見込み。(飛松佐和子)