工事中の橋をキャンバスに児童たちが絵を描く 鹿沼市の南摩川

 県道の拡幅工事に伴って架け替えが進められている鹿沼市の南摩川にかかる橋の工事現場で15日、小学生たちが新しい橋の橋面をキャンバスにして絵を描く、アートイベントが開かれました。

 15日に鹿沼市上南摩町地内の南摩川にかかる栗沢橋でアートイベントを行ったのは、上南摩小学校の全校児童14人です。

 栗沢橋は県道下日向粟野線の拡幅工事に伴って、歩道がある新しい橋の架け替え工事が進められています。

 アートイベントは、子どもたちに工事中の橋を見てもらうことで、土木工事に関心や親しみを持ってもらおうと、鹿沼土木事務所が開いたものです。さらに上南摩小学校の、創立150年記念のイベントも兼ねています。

 上南摩小学校の児童たちは、まだ舗装される前の橋面に色付きのチョークで、地元南摩地区のキャラクター「なんまん」やカマキリやクマなどのほか「栗沢橋LOVE」などの文字を思い思いに描きました。途中でとちまるくんが応援に駆け付けると子どもたちは大喜びでした。

 また、橋名板の除幕式も行われ、児童3人が書いた「栗沢橋」、「南摩川」などがお披露目され、3人にはレプリカが贈られました。

 新しい栗沢橋は、片側に幅2.5メートルの歩道がある、幅10メートル、長さ22.5メートルの橋で、今年夏ごろに完成する予定です。

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