オリオールズに痛手 先発右腕ブラディッシュの開幕出遅れが確定

待望のエースとしてコービン・バーンズを獲得したオリオールズだが、昨季のエースがシーズン開幕を故障者リストで迎えることが確実となった。日本時間2月16日、オリオールズのマイク・エライアスGMはカイル・ブラディッシュが右ひじの内側側副靭帯を損傷しており、故障者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎える予定であることを発表。ブラディッシュは手術せず、PRP注射による治療を進めながら戦列復帰を目指すことになるようだ。

現在27歳のブラディッシュはメジャー2年目の昨季、30試合に先発して168回2/3を投げ、12勝7敗、防御率2.83、168奪三振とブレイク。特に後半戦は14度の先発登板で防御率2.34と安定感抜群のピッチングを見せ、サイ・ヤング賞投票ではゲリット・コール(ヤンキース)、ソニー・グレイ(昨季ツインズ・現カージナルス)、ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)に次ぐ4位にランクインした。しかし、オフシーズンの通常通りのトレーニングを開始したところ、右ひじに違和感を覚え、検査の結果、内側側副靭帯の損傷が判明。戦線離脱を余儀なくされた。

エライアスGMは「すべてが正しい方向に向かっており、現時点では順調だ」とブラディッシュの現状を説明。「いつメジャーのマウンドに復帰できるかを明言する段階ではない。彼が今季たくさん活躍できるように準備を進めているところであり、できる限り早く、それを実現したい。しかし、多少の時間はかかるだろう」と具体的な復帰時期については明言を避けた。

エライアスGMによると、先発ローテーションの一角を担う予定のジョン・ミーンズも左ひじの不調で調整が遅れているようだ。よって、バーンズ、ブラディッシュ、グレイソン・ロドリゲス、ミーンズ、ディーン・クレーマーの5人で形成される予定だった先発ローテーションは、バーンズ、ロドリゲス、クレーマー、タイラー・ウェルズ、コール・アービンという布陣でシーズン開幕を迎える可能性が出てきた。新加入のバーンズは「僕は自分の仕事をやるだけさ」と話している。

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