〝26億円不正支出〟 送金先の口座に残高ほぼなし【長野】

親子が逮捕された「ヤマウラ」子会社の不正支出事件で、息子の口座残高はほとんどなかったものの、「返すつもりだった」などといずれも容疑を否認していることが分かりました。

業務上横領の疑いで逮捕された「ヤマウラ」元社員の男(63)と長男で長野市の会社役員の男(35)は、16日朝地検伊那支部に身柄を送られました。
去年2月下旬、元社員の男(63)が経理を担当していた「ヤマウラ企画開発」の預金3億6000万円を、長男の会社の口座に振り込んだ疑いです。
その後の捜査関係者への取材で、長男の口座残高はほとんどなかったものの、警察の調べに対し「返すつもりだった」と容疑を否認していることが分かりました。
また、元社員の男(63)も「息子に貸していただけ」と容疑を否認しているということです。

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