札幌駅再開発ビル開業 最長2年延期

JR北海道は、札幌駅南口に整備する再開発ビルの開業時期を、現行計画の2028年度から最長2年延期する方針を表明しました。

再開発ビルは、JRや札幌市などでつくる再開発組合が整備します。当初の計画では地上43階、地下4階、高さ約245メートルで、事業費は2500億円でしたが、設計・施工を担う清水建設が去年、人件費上昇などの影響で数百億円以上膨らむ試算を示し、計画を見直していました。

きのうの会見で綿貫泰之社長は、次のように述べました。

綿貫社長「どういった形にすれば事業が成り立つのか再検討している。どこまで工事費を圧縮できるのか、一致点を見いだしていければ」

JR北海道などは来年度中に工期や規模を見直した新たな計画を決めることを目指します。一方で開業は、北海道新幹線の札幌延伸を目指す2030年度末には間に合わせるとしました

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