気まずい…友人に妊娠報告したら不妊治療中だった 「私はまだ先になりそう。もう○○万も使った」→その後、深夜に怒りのメールが

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20代にもなると10代の頃に仲の良かった友人とライフステージが変わってくる。それでも変わらない友情もあれば、終わる友情もあるだろう。

大阪府の30代前半の女性(サービス・販売・外食/年収100万円未満)は2020年に、

「小学生の頃から友人関係にあった25年来の友達に絶縁されました」

と告白する。

コロナ禍での妊娠で、気軽な外出や友人に会うこともはばかられる日々を送っており、この友人とも連絡を取る頻度が減っていた。そのため「どのタイミングで妊娠報告をするか」とかなり悩んだ末、友人の誕生日にメッセージを送る際に報告することにした。

最悪のタイミングでの妊娠報告

友人の誕生日にメッセージをしたものの、返事がなかった。友人は看護師をしているため、コロナ禍で忙しいのだろうと女性は気に留めなかった。

友人の誕生日の4日後は、女性の誕生日だった。すると当日の朝に、友人から「メッセージくれてたのに返事しなくてごめん!」という言葉とともに「誕生日おめでとう」とメッセージが送られてきた。女性は「ありがとう」と返信したあと、妊娠を報告した。しかしタイミングが最悪だったようだ。

「そのとき、私は1年前に結婚した彼女が不妊治療中であると知りませんでした。すると唐突に、『私はまだ先になりそう』『もう◯◯万も使った』とメッセージが送られてきました」

友人も、女性からの突然の妊娠報告に動揺したのだろう。結局、女性は不妊治療に関して知識がなかったこともあり、なんとかメッセージを送ったが、「彼女には冷たく感じたようで、彼女をかなり怒らせてしまいました」と書いている。

「長文で、そんなつもりはなかったこと、気持ちをわかってあげられなくて申し訳なかったことなど謝罪しました、が彼女の怒りが収まることはなく絶縁されました」

深夜に届いたメールに25年分の恨みつらみが

女性がどのように返信したのかはわからない。しかし友人が怒るくらいだから、気に触ることが書かれていたのだろうか。女性も「私の返信の内容がよくなかったのだと本当に落ち込みましたし、とても反省しました」とするも、「妊娠中ということもあり身体のことを考え彼女への連絡を絶ちました」と書く。

四半世紀も続いた友情があっけなく終わったことに悲しみながらも、怒りの矛先を向けてくる友人から離れられて安堵したに違いない。ところが、その2日後の深夜に、友人から再びメッセージが届いた。

「よくないメッセージの予感がした私は、この時点でもかなり落ち込んでおりストレスがかかっていたので、夫に代わりにメッセージを読んでもらいました。読み終わった夫に『私は読んだ方がいい?』と尋ねると『読まなくていい』と言われたのでそのまま削除してもらいました」

夫が削除してくれて女性はほっとしただろう。しかし内容が気になったようで、夫に聞いたところ、「25年分の恨みつらみ、私への悪口が長文で書かれていた」ことを知る。

「以前から私に対して思うことがあったのでしょう。慣れ親しんだ友人で私も甘えてしまっていたのかもしれません」

と冷静に分析する女性だが、どうしても腑に落ちないことがあるようだ。

「ただ、この(妊娠)タイミングでそこまで言わなくてもよかったのでは?と今でも思い出すとモヤモヤします」

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