一関市千厩町のせんまやひなまつり(実行委主催)は、3月3日まで同町中心部で開かれている。17回目の今回は出展者の輪が地元以外にも広がり、辰(たつ)年にちなんだ特別展示も見どころ。尽きない創意で住民が手作りした一大イベントで、まちが華やいでいる。
メイン会場の千厩酒のくら交流施設に入ると、龍神の伝説をモチーフにした人形が出迎える。和風建築に並ぶのは、千厩に伝わる花相撲や源義経の「東下り」の様子を再現した「福よせ雛(ひな)」。2階には、花びらを布で作った壁一面の「お花畑」があり、温風パイプで作った竜が軽やかに昇る。
期間中はスタンプラリーやパッチワーク展、飲食店の特別メニュー提供など多彩な催しがある。問い合わせは実行委(0191.53.2735)へ。