小道づくりに必要な道具や手順、注意点！ うまくいかずにプロに頼む場合の費用は？

庭に小道をつくると、雰囲気がオシャレになるのはもちろん、雑草対策にも効果が期待できます。さらには空間に動きが生まれることで庭を広く見せることも可能。

「でも庭の工事はお金がかかる…」と心配なときは、業者に頼まずDIYしてみるのもひとつの方法です。

そこで今回は、100円均一にあるアイテムを使った「置くだけ簡単な小道づくり」をご提案。あわせて元ホームセンター園芸コーナー店員に聞いた小道づくりの手順と注意点を解説していきます。

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元ホームセンター園芸コーナーの店員さんに聞いた！ 小道づくりのアイテム

素焼きレンガやタイル、敷石やピンコロ石

素焼きレンガは小道をつくるときの定番アイテム。

ナチュラルからスタイリッシュまで幅広い使い方ができ、時間が経つと味わい深く変化していくのが大きな魅力です。

ホームセンターにもレンガやタイル、敷石やピンコロ石などが100円前後で入手できるので、100円均一と見比べてみるのがオススメ。

実際に目で確認し、自宅の庭に合うレンガやタイルなどを探してみましょう。

ウッドパネル・木製マット

本来はベランダやテラスづくりに活躍するウッドパネルと木製マットも小道づくりに役立つアイテム。

サイズ・色・素材ともにさまざまな種類が揃っています。

ナチュラルな風合いの天然木と、雨に強いプラスチック製の人工木があるので好みに合わせて選びましょう。

タイル

置くだけで石畳のような小道がつくれるタイルも100円均一で入手可能。製品によってはハサミで切ることもでき、カーブ状の小道をつくることもできます。

こちらもホームセンターで100円～で販売されていますので、庭の雰囲気に合うデザインを取り入れましょう。

施工に役立つ道具

小道のDIYにあたり、次のようなものがあると作業がスムーズに進みます。

なかでも水平器は、さまざまな過程で使用するアイテム。1本準備しておくことをオススメします。

元ホームセンター園芸コーナーの店員さんに聞いた！小道づくりの手順と注意点

小道のデザインを考える

まずは小道のデザインを考えましょう。

「真っすぐな小道」「カーブした小道」「細い小道」「飛び石風の小道」など小道にもさまざまなタイプがあり、見た目の印象も異なります。

庭の広さや人の動線、植物のレイアウトを考慮しながら土壌に簡単に線を描いてみましょう。

整地は念入りに

デザインが決まったら、その部分をできるだけフラットに整地します。小石や雑草を取り除き、スコップで地面を耕し、水平器や木材を使いながら地面を均一にならしましょう。

フラットになったら木材で叩いたり、歩いたりしながら地面を押し固めます。

整地に手を抜くと仕上がりがガタガタになってしまうため、時間をかけながら慎重におこないましょう。

水平に並べる

フラットにならして地固めをしたら、いよいよアイテムを並べる作業。

ここで注意したいポイントは、高さが均等になるよう並べること。まずはひとつめを置き、ゴムハンマーで軽くたたいて安定させます。

2個目以降は、1個目を基準に高さが揃うように並べていきましょう。

飛び出た部分があったらゴムハンマーで強く押し込み、逆に凹んだ部分があったら土を盛り足し、つまずかないようフラットな小道をつくる気持ちを心掛けてください。

隙間が気になるときは、土や砂、セメントでカバーすることをおすすめします。

【費用相場】できないところだけ業者に頼むのもオススメ

DIYはお金がかからないのが最大のメリット。ですがアレコレ買い足すうちに高額になってしまったり、思うようなクオリティに仕上がらなかったりなどのデメリットもあります。

「忙しくて時間がない」「上手につくれる自信がない」といったときは、できないところだけプロに頼むのもオススメです。

例えば、整地だけでも業者に依頼するとDIYの作業がグッと楽になります。整地にかかる費用は、職人1人あたり1万5000～3万円程度が目安。

どこをDIYしてどの部分を業者に頼むのか、予算と相談しながら検討してみましょう。

小道があると楽しいだけでなくお手入れもしやすい

庭に小道があると見た目がステキになるだけでなく、庭を歩くのが楽しくなったり、花や木の手入れがしやすくなったりなどお庭時間の充実に繋がります。

もちろんDIYは時間と労力が必要ですが、だからこそ完成したときの喜びもひとしお。

まずは100円均一やホームセンターを巡り、どんなアイテムがあるか目で見て確認するところからはじめてみてはいかがでしょうか。