アクーニャが「生涯ブレーブス」を希望 現行の格安契約はあと5年

日本時間2月17日、フロリダのキャンプ地に到着したロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)がメディアの取材に応じ、「生涯ブレーブス」を希望していることを明らかにした。アクーニャJr.は「生涯を通じてブレーブスでプレーしたいと思っていることを隠す必要はない。ずっとこのチームにいられることを願っているし、近いうちにそれを実現できればいいなと思う」とコメント。現行の格安契約はオプションを含めてあと5年残っているが、ブレーブスは早期の契約延長に動くことになるのだろうか。

現在26歳のアクーニャJr.は2021年7月に右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負い、復帰した2022年は119試合で打率.266、15本塁打、50打点、29盗塁、OPS.764と低調なシーズンを過ごした。しかし、昨季は歴史的な大活躍。159試合に出場して打率.337、41本塁打、106打点、73盗塁、OPS1.012という驚異的な数字を残し、メジャー史上初の40本塁打&70盗塁を達成して満票でナ・リーグMVPに選出された。

メジャーリーグの長い歴史のなかで、シーズン40本塁打以上の選手の最多盗塁記録は46個、シーズン30本塁打以上の選手の最多盗塁記録は52個、シーズン70盗塁以上の選手の最多本塁打記録は28本だった。新ルール導入で盗塁の難易度が下がったシーズンだったとはいえ、アクーニャJr.の盗塁数は突出している。ブライアン・スニッカー監督が「彼の記録を塗り替えられるのは彼自身だけだろう」と語るように、球史に残る歴史的なシーズンだったことに異論の余地はないだろう。

ブレーブスは2019年4月の時点でアクーニャJr.と8年1億ドルの長期契約を結んでおり、2024~26年の年俸は各1700万ドル。2027年と2028年は球団オプションとなっているが、こちらも年俸は各1700万ドルと格安である。2028年シーズン終了時、アクーニャJr.はまだ30歳のため、FA市場に出れば超大型契約を手にすることになるだろう。「生涯ブレーブス」を希望するアクーニャJr.に対し、ブレーブスがどのタイミングでどんなオファーを提示するのか。今後の動向が注目される。

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