チームで最もエグいボール 千賀滉大、今永昇太、山本由伸も選出

日本時間2月17日、MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者は「チームで最もエグいボール」を紹介する特集記事を公開した。ケビン・ゴーズマン(ブルージェイズ)のスプリッター、エマニュエル・クラセ(ガーディアンズ)のカッター、ヨアン・デュラン(ツインズ)の「スプリンカー」、スペンサー・ストライダー(ブレーブス)のスライダー、デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)の「エアベンダー」などが順当に選ばれるなか、日本人3投手も選出されている。

アドラー記者は、メッツで最もエグいボールとして千賀滉大の「お化けフォーク」を選出。「千賀のフォークは彼のデビューイヤーにおいて、あらゆる神秘的な期待に見事に応えた。球界で最も打ちにくいボールの1つとなり、被打率はわずか.110だった。188打席で110個もの三振を奪い、空振り率は59.5%に達した」とデータを交えながら、お化けフォークの威力を紹介している。次点にはエドウィン・ディアスのスライダーが挙がった。

カブスからは今永昇太の4シームが選ばれた。アドラー記者は「これはワイルドカード的な選出だ。今永は今季メジャーデビューする予定の選手だが、すでにワールド・ベースボール・クラシックのデータが存在するため、我々は彼のピッチングをプレビューすることができる。そして、彼はノビのある素晴らしい4シームを持っている。評判以上のボールであることを期待したい」とコメント。次点にはジュリアン・メリーウェザーのスライダーが選ばれている。

そして、ドジャースからは山本由伸のカーブが選ばれている。「山本がメジャーで1試合も投げていないことは問題ではない。ドジャースはこの日本人投手がサイ・ヤング賞クラスの実力を持っていることを知っており、そのなかでもカーブは彼の最も美しいボールである」とアドラー記者。今回はカーブを選んだが、「彼のスプリッターを選ぶこともできるだろう」と付け加えた。なお、次点にはタイラー・グラスノーのカーブが挙げられている。

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