犬の困りごとにきく「ひと言しつけ」 指示が伝わりやすくなる!

しつけがうまくいかないと、ときには感情的な言葉で叱ってしまうこともあるかもしれませんが、じつは逆効果。ネガティブワードを「ひと言」に言い換えるだけで、愛犬に伝わりやすくなるのが「ひと言しつけ」です。今回は「ひと言」こそが犬には効果的な理由をしつけインストラクターの戸田美由紀先生に教えていただきました。

撮影/尾﨑たまき

言葉をひと言に変えるだけで、しつけも関係性もうまくいきます

吠えなどの困りごとは、つい感情的な言葉をかけがちですが、愛犬を興奮させるだけなので逆効果。否定せず、してほしいことを犬が理解しやすいように「ひと言」で伝えると、困りごとが解決し、関係性もアップします。

撮影/尾﨑たまき

ひと言こそが犬にはイイ理由

愛犬は大好きな飼い主さんの言うことを理解したくて一生懸命聞いています。ですが複雑な会話は理解できません。「ひと言」なら犬も理解しやすく、何をすべきかがすぐに伝わります。

ひと言だから伝わりやすい!

人と同様、要点を押さえた短い言葉は犬にとってもわかりやすいものです。しつけにおける要点とは、愛犬に「何をしてほしいか」ということ。愛犬がとるべき行動を「ひと言」にまとめれば、グッと伝わりやすくなります。

ひと言で関係性アップになる!

「ダメ」と言って行動を抑制するより、してほしいことを「ひと言」で伝えるほうが犬は理解しやすいです。そうすると飼い主さんから愛犬への声かけもポジティブなものが多くなり、愛犬のやる気も上がって関係性向上にも◎。

コツは3つだけ!

1.短くひと言で
2.否定的な言葉はNG!
3.愛犬に「何をしてほしいか」を伝える

撮影/尾﨑たまき

否定的な言葉を使わずに、「愛犬にしてほしいこと」を伝えるだけのひと言しつけ。いざというときすぐに使えるように、シチュエーションに合わせた「ひと言」を考えておくといいかもしれませんね。

お話を伺った先生/日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター、DOG IN TOTAL主宰 戸田美由紀先生
参考/「いぬのきもち」2022年9月号『伝わる! ひと言しつけ』
写真/尾﨑たまき
文/いぬのきもち編集室

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