三陸沖は記録的な高温が続く 日本海域は平年より高い海域が拡大 海洋のまとめ(2024年2月4日~2月10日)

2024年2月4日~2月10日までの海洋のまとめです。

■気圧配置と波
4日、前線を伴った低気圧が本州南岸を東進。夜は太平洋側で広く波高2m以上。

5日、別の低気圧が発達しながら本州の南岸を東進。夜は東シナ海や四国沖で波高4mとしけた。

6日、低気圧が日本の東へ抜け、次第に冬型の気圧配置となった。伊豆諸島~関東の東でしけた。

7日、関東の東で低気圧が発生。低気圧周辺で波高3m前後。

8日、日本付近は弱い冬型の気圧配置。
9日、日本付近は移動性の高気圧に覆われた。
8~9日、日本周辺海域の波は穏やかに推移。

10日、日本海の低気圧は発達せず、東北地方に接近。山陰沖~秋田沖で波高2m。

■海面水温
今期末にかけて、日本海域の海面水温は、平年より高いか、かなり高い海域が拡大した。
東シナ海~南西諸島付近は、平年並みか、平年よりやや高い海域が継続。
太平洋側は、黒潮が離岸する潮岬沖を中心に平年よりやや低い海域が続いた。
黒潮が北上する三陸沖は、平年よりかなり高い海域が続き、最大で7℃高かった。
親潮が後退する北海道南東方沖は、平年よりかなり高い海域が継続。
オホーツク海南部は海氷(黒い斜線域)に覆われている。

© 株式会社サニースポット