バッドボーイズ佐田、“ちょいワル仕様”国産旧車が復活 お手上げ状態からの復活劇に視聴者歓喜

お笑いコンビ・バッドボーイズの佐田正樹が、愛車のヤマハ「XJ550」の“大ピンチ”をYouTubeの動画で伝えた。

佐田は2023年2月22日、公式YouTubeチャンネル「SATAbuilder's」に公開した動画で、ヤマハのビンテージバイク「XJ550」の納車を報告した。“ちょいワル仕様”にカスタムも施しており、反響を呼んだ。しかし旧車に故障はつきもの。2024年2月15日に公開した「実はXJ550も大ピンチ…」と題した動画で佐田は、XJ550を購入したチャンネルのレギュラーメンバーである“横兄”こと横畑卓志氏が経営するバイクショップ「COAST LINE」を訪れて、「助けてくださぁい!」と横畑氏に泣きついた。

XJ550は現在絶不調で、昨年10月にツーリングして以来走れていないという。暴走族の元総長という経歴を持つ佐田は、現在XJ550を含む4台持ちで、自ら工具を手に取りカスタムに興じられるほどバイクに明るい。おそらく軽微なトラブルであれば、一人で問題なく修繕できるはずだ。

しかし、「XJあるあるなのかなんかわからんのやけども、電気系統、セルでかからんくなってきて。徐々に徐々に。チョークを引っ張ってもかからんくなってきて。バッテリー繋いでもかからんくなってきて。プラグ見ても火が飛んでるし。『じゃあ、なんなんだよ、原因は?』って」と、エンジン始動の症状が悪化の一途を辿っているとし、ついには「うんともすんとも言わなくなった」と明かした。そんなわけで信頼のおける横畑氏に助けを求めたわけだ。

こうしてXJ550の修理に着手し始めた佐田と横畑氏。横畑氏はキャブレーターに原因があるのではないかと踏んでいた。そこで、キャブレーターを取り出して解体した上で、溶剤を使って空気・ガスの通り道の汚れを落とし、さらにチョークのバルブもばらして洗浄してみた。しかし、洗浄の過程で目に見えて詰まっているモノがこそげ落ちるようなことはなく、横畑氏が「佐田くん、この作業で、あんだけエンジンかからなかったのがかかるようになると思う?」と尋ね、佐田も「いや~、まったくわかんないです」と首を傾げるなど、互いに懐疑的な態度を示した。また、横畑氏が「これでかかんなかったらお手上げですよ」と話すと、佐田は「なかなかないぜ、バイク屋さんがお手上げって。横兄さんがお手上げやったら、俺ら“両手足上げ”よ(笑)」と自嘲した。

そんな嫌な予感は的中してしまい、やはりエンジンは正常に始動せず。いつもは豊富な専門知識と確かなスキルで、淡々とバイクのカスタムや修理を行う横畑氏が「これは厳しい闘いだ……」と本音を漏らし、「もうこうなってきたらわかんないですよ」と珍しく弱音を吐くと、佐田は再び「助けてくださぁい!」と嘆いていた。

しかし、2024年2月17日に公開された動画「【口数減男】これでダメならXJ3台目購入」で原因をしらみ潰しに究明していった結果、社外のイグニッションコイルを使用していたことが問題だと発覚。エンジンが正常に始動した瞬間、佐田と横兄は「イエーーイ」と大喜びした。

今回の復活劇に対して、視聴者からは「旧車のリアルな部分が見れて面白い。エンジンがかかった瞬間、感動した」「お店に原因追求に使える同型種のバイクがあるのもすごい」といったコメントが寄せられた。

こうして完全復活を果たした佐田のXJ550。今後もツーリング動画などで大活躍を見せてくれることを期待したい。

(文=こじへい)

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