今季終了後にFAのクレイ・トンプソン、獲得に関心を持つチームを敏腕記者が予想 レイカーズ&クリッパーズも候補?

ゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは契約最終年の今季、浮き沈みの激しいシーズンを過ごしている。2011年のNBA入りからウォリアーズ一筋で過ごしてきたなか、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は、シーズン終了後に無制限フリーエージェント(FA)となり、市場に出て評価を訊く可能性もあると推測している。

トンプソンは今季、オールスターまでに50試合に出場したが、平均17.3得点はキャリアワースト3位のペース。シーズン序盤にスランプに苦しんだ影響で、フィールドゴール成功率42.1%、3ポイント成功率37.3%は自己ワーストを更新する勢いだ。

トンプソンの今季年俸は4300万ドル(約64億6000万円)。シーズン終了後には無制限FAとなるなかで、シャラニア記者はスポーツトークショー『The Pat McAfee Show』に出演した際、「クレイ・トンプソンにとってストレスの多い年になっている。様々な困難を経験していて、それを乗り越えるためにベストを尽くしている。彼はシーズン終了後にフリーエージェントになる。彼が市場に出て自分をテストすることに期待している」と語った。

トンプソンはルーキーイヤーから727試合連続でスタメン出場していたが、日本時間2月16日(現地15日)のユタ・ジャズ戦でベンチスタートに配置転換。28分間の出場で35得点(フィールドゴール13/22、3ポイント7/13、フリースロー2/2)を叩き出し、140-137の勝利に貢献した。シャラニア記者は、34歳のトンプソンがまだ戦えると示したと評価する。

「浮き沈みのあるシーズンを過ごしているけど、これほどのパフォーマンスを見せられると示している。チームを助けられる存在だと思う。役割の疑問が出てくるけど、出場時間についても考えないといけない。チャンピオンに4回輝き、オールNBA、オールスタークラスの選手、そして今、ベンチから出場している。アジャストが必要だ」

ウォリアーズは2023年7月、主力の1人であるドレイモンド・グリーンと契約延長したが、これがトンプソンに及ぼす影響についても予測している。

「彼ら(ウォリアーズとトンプソン)は契約延長について話し合った。2年総額4800万ドル(約72億円)の条件を提示したけど、ドレイモンド・グリーンに4年(総額1億ドル/約150億円)を与えている。だから、もし同じ領域にいて、2年のオファーをもらったら、契約延長せず、フリーエージェントになる可能性がある。私はフロリダの2チーム(オーランド・マジックとマイアミ・ヒート)。ロサンゼルスの両チーム(レイカーズとクリッパーズ)、東海岸のいくつかのチームがクレイ・トンプソンに興味を持っていると予想している」

果たして、トンプソンはウォリアーズでプレイし続けることになるのか。オフシーズンのトピックの1つとなりそうだ。

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