山本由伸が初登板 フリーマン「同じチームにいてくれて嬉しいよ」

日本時間2月18日、山本由伸(ドジャース)が「ライブBP」と呼ばれる実戦形式の打撃練習で初登板。同僚のフレディ・フリーマンらを相手に堂々たるピッチングを披露した。フリーマンは「クレイジーなボールを投げていた。見たこともないようなコントロールだった。彼が同じチームにいてくれて嬉しいよ」と驚嘆。登板を終えたあと、ムーキー・ベッツからはスタンディングオベーションが贈られた。28球を投じた自身の登板を振り返り、山本は「85点くらい。もっと精度を上げたい」と自己採点した。

フリーマンは土曜日の朝から92マイルのカッターや鋭く落ちるスプリッターなどを見せつけられた。「何が起こっているんだ?という感じだったよ」と笑ったフリーマンだが、山本の初登板はブレーブス時代の2020年にMVPを受賞し、昨季もMVP投票で3位となった球界有数の好打者にも強烈な印象を与えたようだ。

山本の初登板は大きな注目を集め、ブルペンではフェンス沿いにチームメイトが並び、大勢のメディアやカメラレンズが山本の一挙手一投足を追い、打撃ケージの後ろでは首脳陣も見守っていた。デーブ・ロバーツ監督は「彼がエース級の先発投手になれると確信しているよ」とコメント。「彼は速球をストライクゾーンの四隅に投げることができる。彼の球種、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリッターはどれも素晴らしい。相手打者の左右に関係なくアウトを取ることができる」と期待の新戦力を絶賛した。

山本が対戦した打者の1人であるジェイソン・ヘイワードはメジャー14年のキャリアを誇る34歳のベテラン。自分自身の経験をもとに、フィールド外でも山本をサポートする努力をしているという。「僕はただ、彼が歓迎されていると感じられるように手助けをしたいんだ」とヘイワード。「彼は自宅から遠く離れた新しい環境のなかにいる。孤立した気持ちになってしまいがちなんだ。彼がそう感じないように、僕は最善を尽くしていくよ」と経験豊富なベテランらしい気配りで、山本のメジャー1年目をサポートしていくつもりのようだ。

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