広州汽車集団、1月の販売台数45.3%増

広州汽車集団、1月の販売台数45・3%増

   広東省広州市番禺(ばんぐう)区にある広汽埃安のスマート生態工場。(2023年6月9日撮影、広州=新華社記者/龔兵)

 【新華社広州2月18日】中国の自動車大手、広州汽車集団はこのほど、1月の自動車生産・販売台数(速報値)を発表した。生産は前年同月比22.7%増の15万7500台、末端販売は45.3%増の19万4400台だった。

 新エネルギー車(NEV)ブランド「埃安(AION)」を展開する傘下の広汽埃安新能源汽車は国内市場を開拓しながら海外展開を加速している。1月の生産は2.2倍の1万7740台で、世界販売は2万4947台、うち国内が2万1938台だった。広汽埃安の海外初拠点となるタイ工場の建設が始まった。総投資額は23億バーツ(1バーツ=約4円)、設計ベースの生産能力は年間5万台。タイ、カンボジアへの進出に続き、中国香港特別行政区でもコンパクトSUV(スポーツタイプ多目的車)「AION Y Plus」の発売も始めた。

 自主ブランド「伝祺(Trumpchi)」を手掛ける広汽乗用車の生産は77.2%増の3万7610台、販売は67.8%増の3万7850台で、全体として安定を保ちながら上向く傾向を示した。うち多目的車(MPV)シリーズの販売は2.2倍の1万6972台で、12カ月連続で1万台を超えた。

 合弁会社の広汽本田汽車(広汽ホンダ)の販売は41.0%増の5万6802台、広汽豊田汽車(広汽トヨタ)は17.6%増の7万1875台となり、いずれも好調だった。

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