千葉メンデスが柏サヴィオのユニ引っ張る「カードなしOK」も主審批判過熱のワケ

マテウス・サヴィオ 写真:Getty Images

第28回ちばぎんカップが今月18日、柏レイソルのホームスタジアムである三協フロンテア柏スタジアムで開催。ジェフユナイテッド市原・千葉がFW小森飛絢とFWドゥドゥのゴールにより2-1で勝利したが、DFメンデス(千葉)がMFマテウス・サヴィオ(柏)のユニフォームを引っ張るシーンが話題に。ネット上で、先立圭吾主審への批判に対する反論が飛び交っている。

問題視されているシーンは、千葉が1点リードで迎えた後半20分すぎのシーン。千葉が敵陣でボールを失うと、サヴィオが自陣からドリブルで持ち上がりカウンターを発動。センターサークル付近で背後からメンデスにユニフォームを引っ張られるもピッチに倒れず、逆にメンデスがサヴィオの左腕に接触した直後に転倒。先立主審はホイッスルを吹いたが、サヴィオはクイックリスタートをした。

このシーンが10秒ほどの動画によりX(旧ツイッター)で拡散されると、「先立主審は、なぜカードを提示しないのか?」「これでノーカードはおかしい」などと判定に対する疑問や批判が噴出。ただ主審批判が過熱する中で「サヴィオがクイックリスタートをしたことにより、カードを提示することが不可能だった」といった意見も。SPA(大きなチャンスの阻止)相当のプレーにおけるクイックリスタートでは、チャンス継続と見なされるため、カードが適用されないとみられる。

それでも「笛吹いているのに、クイックリスタートを認めたのが間違い」「笛の吹くタイミング中途半端」という声も。カード提示なしという判断が支持される一方、クイックリスタートを認めたことも議論の対象となっている。

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