ハンズマン 上期は増収も大幅営業減益

ハンズマンの新ロゴマーク(画像はプレスリリースより)

ハンズマン(宮崎県)が2月13日に発表した2024年6月期第2四半期決算(非連結2023年7月1日~12月31日)は、売上高が前年同期比8.6%増の168億6,900万円、営業利益は56.4%減の3億8,500万と大きく落ち込んだ。

第2四半期累計期間は、物価高を背景とする買い控えの影響を受けたことなどから、既存店の売上高は前年同期比で0.4%減となったが、昨年10月に新規出店した「松原店」(大阪府)が貢献して、全店ベースの来店客数が5.8%増、客単価は2.6%増となり、上期増収につなげた。なお、「お客様の声をもとにした28万品目の品揃え」や「楽しく見やすい売場づくり」など、「松原店」の認知度は関西地区を中心に徐々に高まっており、順調に推移している。

利益については、原材料価格の高止まりや円安の影響で仕入価格が上昇し、売上総利益率の0.4ポイント低下(31.9%)に直結した。また、「松原店」のオープンに伴う費用や人件費の増加などで、販管費が20.8%増加。大幅な営業減益につながった。

同社では今回の業績を踏まえ、通期業績予想を修正、売上高は前回予想から6億円減の347億5,000万円(前期比12.6%増)、営業利益は同3億円減の10億6,000円(同31.5%減)とした。

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