現地時間2月16日から18日にかけて、セリエA第25節の10試合が行われた。
首位インテルは最下位サレルニターナとホームで対戦。序盤からゲームを支配してチャンスを作ると、17分に左サイドからのクロスをマルクス・テュラム、19分にはラウタロ・マルティネスのミドルシュートと2トップがそろい踏みを見せて幸先よく2点をリードする。40分にデンゼル・ダンフリースがこぼれ球を押し込み、リードをさらに広げて前半を折り返すと、後半は余裕を持った試合運びを見せ、試合終了間際にはマルコ・アルナウトヴィッチにもゴールが生まれて危なげなく勝利を収めた。
2位ユヴェントスはアウェーでのヴェローナ戦に挑んだ。11分にCKの流れの中からマイケル・フォロルンショに豪快なボレー弾を決められて先制を許し、28分に相手のハンドで得たPKをドゥシャン・ヴラホヴィッチが決めて同点に追いついたものの、後半に入り52分には中央突破を許してタイアニ・ノスリンに勝ち越しゴールを奪われるなど、常に後手を踏む展開に。55分にアドリアン・ラビオが同点ゴールを奪ったものの、その後は何度か迎えた決定機を生かすことができず、2-2のままタイムアップ。首位インテルとの勝ち点差は「9」に広がった。
ミランはアウェーでモンツァと対戦。前日の試合でユヴェントスが引き分けたため、勝てば2位に浮上するチャンスだったが、45分にPKを決められ先制を許すと、アディショナルタイムにもカウンターから失点を喫する。さらに後半開始早々には、ルカ・ヨヴィッチが相手への暴力行為で一発退場となってしまう。それでも64分、オリヴィエ・ジルーのボレーシュートで1点を返すと、88分にはクリスティアン・プリシッチがカットインから左足を振り抜き同点に追いつく。そのまま畳みかけたいところだったが、90分に勝ち越しを許すと、後半アディショナルタイムにも1点を奪われ2-4で敗れた。
ジェノアをホームに迎えたナポリは、後半開始早々に先制を許したものの、後半アディショナルタイムにシリル・ヌゴンジュが同点ゴールを奪い1-1のドローに持ち込んだ。ボローニャをホームに迎えたラツィオは、18分にグスタフ・イサクセンのゴールで先制。しかしその後2点を奪われ逆転負けを喫した。鎌田大地は終盤に出場した。ローマはフロジノーネに3-0で勝利している。
トリノは2-0でレッチェに勝利。好調のアタランタは3-0でサッスオーロを下し、リーグ戦5連勝を飾った。エンポリ vs フィオレンティーナ、ウディネーゼ vs カリアリはいずれも1-1のドローに終わっている。
◉セリエA 第25節 結果
トリノ 2-0 レッチェ
インテル 4-0 サレルニターナ(ハイライト動画)
ナポリ 1-1 ジェノア
ヴェローナ 2-2 ユヴェントス(ハイライト動画)
アタランタ 3-0 サッスオーロ
ラツィオ 1-2 ボローニャ(ハイライト動画)
エンポリ 1-1 フィオレンティーナ
ウディネーゼ 1-1 カリアリ
フロジノーネ 0-3 ローマ
モンツァ 4-2 ミラン(ハイライト動画)