中国新疆ウイグル自治区南部への春節の帰省客が増加

中国新疆ウイグル自治区南部への春節の帰省客が増加

 【新華社ウルムチ2月19日】中国新疆ウイグル自治区南部への春節(旧正月)の帰省客が増えている。和田(ホータン)地区の墨玉(カラカシュ)県出身のアーブードゥーナイビー・アンバイアルさんはこれまでもこの時期に帰省してきたが、列車の切符はいつも十分余裕があった。だが今年の春節に妻と乗ったウルムチ発ホータン行きのT9526号はほぼ満席だったという。

 春節の特別輸送態勢「春運」(今年は1月26日~3月5日)期間中に自治区南部に帰省する旅客は増加している。南部の少数民族地区からはここ数年、ますます多くの人がアーブードゥーナイビーさんのように、夢を抱いて中部や東部の大都市に赴き、仕事を見つけたり起業したりしている。春節が近づくと、ふるさとを離れて懸命に働くこうした人々が各地から帰省の旅路に就く。

 新疆の鉄道部門によると、1月26日から2月15日までの南部4地区・自治州の旅客数は累計34万人を超え、前年同期比で30%以上増加した。中国南方航空が輸送した4地区・自治州の乗客は33%増の10万人以上で、2022年同期比で14%増となった。(記者/郝玉)

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