有識者懇談会 道の宿泊税案 大筋で了承

観光振興に向け道が導入を検討している宿泊税についての有識者懇談会が開かれ、道の見直し案が大筋で了承されました。

道の見直し案は宿泊料金一人当たり一泊2万円未満で100円を徴収するなどの内容で、これにより45億円程度の税収を見込んでいます。

懇談会では、道の案に対し、免税店を設けるべきという意見や条例施行後、見直しまでの期間を短縮すべきだとする意見が出ましたが、賛成が多数を占め大筋で了承されました。

日本旅館協会北海道支部連合会・唐神昌子会長「年間税収60億円を目指すとなっていたにもかかわらず、45億円で着地ということは納得できない」。

北海道ホテル旅館生活衛生同業組合・西海正博理事長「5年間の事業を終えての検証は長いのでは」。

北大公共政策大学院客員教授・石井吉春座長「観光産業を北海道のメジャーな付加価値の高い産業にしていくための取り組みは早急にスタートしなくてはいけない」。

また、修学旅行での宿泊は課税対象としないことなどが盛り込まれました。

道は今後、今回の案をもとに、宿泊税の導入を検討する市町村と調整を進める方針です。

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