中国の花卉市場、今年の春節期間は需給ともに盛ん

中国の花卉市場、今年の春節期間は需給ともに盛ん

西安市長安区の花卉市場、秦嶺花世界で花を選ぶ市民。(1月27日撮影、西安=新華社記者/劉瀟)

 【新華社北京2月19日】中国では春節(旧正月)を挟み、花卉(かき)の販売がピークを迎えた。中国花卉協会の最新データによると、今年の「年宵花(年越しに飾る花)」は品種が豊富で質が向上し、需給ともに盛んで、全体的な価格はほぼ前年並みとなった。

 同協会の担当者によると、生活水準向上に伴い、花が年越し用品に入る地方が多くなっている。これまで流行してきたコチョウランやシンビジウムなど伝統的な品種が依然としてよく売れているほか、アマリリスやミヤマシキミなどの新品種や高級品種の人気も高まりつつある。

 ここ数年、日常的な花卉需要も年々増加しており、産業の発展と拡大につながっている。中国の花卉栽培面積は約150万ヘクタール、従事者数は500万人を超え、すでに花卉生産大国と重要な花卉消費国となっている。

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