盛山文科大臣の不信任案提出 20日に採決

 立憲民主党は19日、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)関係団体から先の総選挙で選挙支援を受け、政策協定ともいえる推薦確認書にサインしていたなどから、旧統一教会に対し解散命令請求を行っている文科大臣のポストに盛山正仁氏は相応しくないとして「不信任決議案」を提出した。20日の本会議で採決される。

 立憲の笠浩史国対委員長代理は「再三、辞任を求めたが辞任していない。本来、盛山氏は自ら辞任すべきだったが」と不信任決議案提出に至った思いを語った。そのうえで「何とか、不信任決議案を可決し、辞任を実現できるようにしたい」と強調。

 また「盛山氏の国会答弁は非常に記憶があいまいだったり、(団体と)関係がないということに対し全く説明できていない」と断じた。

また盛山大臣が旧統一教会による「ゆさぶり」との趣旨の答弁には「そこは、やっぱり、何らかの接点があったからで、接点があったこと自体が問題ではないのか」と大臣を辞任すべきとの考えを強調した。旧統一教会への解散命令請求に関する審問が22日から東京地裁で予定されており、それまでに文科大臣交代を実現したい狙いもある。(編集担当:森高龍二)

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