北上オフィス大幅拡張 ツインモールプラザ東館内 キオクシア需要に備え 東京エレクトロンFE

北上ステーションの大幅拡張を報告後、握手を交わす(左から)八重樫社長、赤池社長、八重樫市長

 東京エレクトロンFE(本社東京都府中市、資本金1億円、赤池昌二社長)は、北上市のツインモールプラザ東館内に開設している北上ステーションのオフィスを現行の3倍程度に規模を拡張する。主要顧客の半導体大手子会社・キオクシア岩手(北上市北工業団地)第2製造棟の完成、本格稼働に備え4月着工、11月完成を予定。これに合わせ同プラザを管理運営する北上都心開発(八重樫守民社長)は、東館核店舗の「TMさくら野」のテナントを大幅に再編、リニューアルする。

 半導体大手メーカー・東京エレクトロン子会社のFE社は、半導体製造装置の立ち上げ、調整などを担う。キオクシア岩手のメンテナンス、サポートに対応するため2019年1月、東館4階に北上ステーションを開設。現在は150人ほどが勤務しているが手狭になり、工事が順調に進むキオクシア第2製造棟の完成、本格稼働を見据え大幅拡張に踏み切る。

© 岩手日日新聞社