トラウトは現時点でトレード希望せず 「将来のことはわからない」

今オフ、トレードの可能性が取り沙汰されたマイク・トラウト(エンゼルス)だが、日本時間2月20日、トラウトは現時点ではトレードを希望する意思がないことを明言した。「逃げ出すための簡単な方法はトレードを要求することだと思う」とトラウト。「逃げ出すよりも、ここで優勝したり、プレーオフに進んだりするほうが満足度が高いと思う」とエンゼルスで勝利を目指す姿勢を改めて強調した。ただし、「将来のことはわからない。トレードを要求するときが来るかもしれない」と移籍の可能性を完全に排除することはしなかった。

トラウトは自分自身の状況についてアート・モレノ・オーナーやフロントオフィスと話し合いの場を設けたことを明かし、「今のところは満足している」と語った。トラウトはエンゼルスと12年4億2650万ドルの長期契約を結んでおり、契約は2030年シーズンまで。全球団に対するトレード拒否権が盛り込まれているため、エンゼルスはトラウトの同意がなければ、トラウトをトレードに出すことはできない。

憧れのデレック・ジーターのように1つのチームでキャリアを全うしたいと考えているトラウトは、ほかのチームに移って成功を掴むよりもエンゼルスの一員として優勝するほうが満足度が高いと信じている。「プレーオフに進めない状況から脱出できたとき、その満足度はほかのチームで成功することよりも大きいと思う」とトラウト。チームメイトや球団との関係も良好であることを明かし、「もし状況が変わったら、そのときにまた考えよう」と現時点では他球団への移籍という選択肢が存在していないことを強調した。

FA市場にはまだ大物選手が残っており、トラウトはエンゼルスで掴むために、大物選手たちを勧誘するつもりだという。また、モレノ・オーナーにも大物選手の獲得を要望するつもりのようだ。「チームを改善できる選手がまだ市場に残っている。シーズンが始まるか、彼らがどこかのチームと契約するまで、僕はプッシュを続けるつもりだ。可能なことは全てやりたい。それが僕のやり方なんだ」とトラウトは誰よりもエンゼルスの勝利を願っている。

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