「ゴリパラ見聞録」約8年ぶりにサンパレスでイベント。“スナック ゴリパラ”開店!【リポート&インタビュー】

2月12日、TNCテレビ西日本ほかで放送中の「ゴリパラ見聞録」(金曜深夜0:55)が福岡サンパレス(福岡市博多区)でイベントを開催した。

お笑い芸人のゴリけんとパラシュート部隊(斉藤優、矢野ペペ)が福岡の街頭でインタビューした人のために日本全国どこへでも、人間性丸出しで旅をするドキュメントバラエティー「ゴリパラ見聞録」。約8年ぶりの開催となったサンパレスでのイベントは「西原商会 presents スナック ゴリパラ」と称され、老若男女の番組視聴者(通称・キッズ)の約2000人が全国から集まった。

「スナックゴリパラ」ではゴリけん、斉藤、矢野がスナックのママや店員に扮(ふん)し、会場、そしてオンラインで参加したキッズを約120分の“笑い放題”でおもてなし。冒頭は、ゴリけんママがイベント開催時のお約束ソングとなった「BRIDGE」(ハウンドドッグ)を熱唱。その後、ディレクターの富永治明氏、プロデューサーの阿部康之介氏、ADの矢野雄暉氏、元プロデューサーで東京編成制作部の生駒央正氏といった番組ゆかりのメンバーが常連として“来店”した。

店内では飲み会での定番“王様ゲーム”をアレンジしたゲームでギャグなどに挑戦。スナックらしいデュエットタイムでは、客席からキッズが参戦し、ステージで歌唱するまさかの場面も。

続いて「トンネルものまね選手権」を開催。「トンネルぐらい薄暗いところで見るくらいがちょうどいい」という理由から名付けられた。サザンオールスターズのコピーバンド・KAWAMURA BANDでもおなじみの河村和範社長、ノボせもん なべ、EE男(山口たかし、八島広樹)が登場し、ものまねを披露した。阿部プロデューサーが選んだ“トンネルものまね王”は一体誰に?

その後、ゴリパラの3人がCMにも出演中の西原商会が提供する「餅まき」というプレゼントの時間へ。ゲストの面々が客席を回り、来場したキッズへお土産を配布していた。さらに、番組でも訪れた山口県長門市のホテル「楊貴館」の岡藤明史取締役が登場。新婚の岡藤取締役への「ご祝儀あみだ」など、ゴリパラ恒例(?)のコーナーが展開され、会場は大いに盛り上がった。

終盤はライブコーナーへ突入。斉藤はフレディー・マーキュリーを思わせる衣装、矢野はライブのグッズTシャツ、ゴリけんは出演中のTBS系連続ドラマ「Eye Love You」(火曜午後10:00)の役柄衣装で、それぞれ現れた。番組グッズのペンライトや入場時に配られたスティックペンライトのカラフルな光で埋めつくされた会場で、3人は持ち歌の「きったねえ中年の見聞録」「僕らの旅さ」「オン・ザ・ロード」を熱唱。120分の“宴会”はあっという間に過ぎ、エンディングには番組でお決まりの「忘れないから~」のセリフで締めくくられた。

イベント終了後、3人に話を聞いた。

――イベントの感想を教えてください。

ゴリけん 「今回は、みっちり準備したんですよ。準備の段階からドキドキしてた」

斉藤 「そうですね。楽しみでしたよね」

ゴリけん 「初心に戻れたような」

斉藤 「もう1回、一から、細かく詰めていきましたね。細かく詰めてあれか、と思われるかもしれませんけど・・・(笑)」

ゴリけん 「われわれが憧れてきた番組発信のイベントという、それが地方でできるということは貴重だと思うので、ありがたい。もっと、もっともっと。褒めてもらいたい」

矢野 「まだ、終わったばっかりだから。ここから褒めるから」

斉藤 「褒めてもらいたいんだね。イベントとしては、それだけ感触ありってことね」

――久しぶりのイベント、準備期間はどれくらいだったのでしょうか? またその中で大変だったことは?

斉藤 「ロケで、いつもの帰りとか合間とか、車の中で何かしらの次なる作戦の会議をしているんで、だいぶ前からですね」

ゴリけん 「半年ぐらい前からはちゃんとやっていました」

斉藤 「そこから、ちょっとずつ、(企画が)詰まっていくという」

ゴリけん 「やっぱり、『ゴリパラ』っていうと歌とか、できる企画はないかなということで『スナック』という案が出てきて、そこから企画もすらすらすらっと出てきてね」

斉藤 「スナックっていう、テーマがよかったですね。あと、キッズの皆さんもスナックが好きということでやったんですけど。近々で言うと華大(博多華丸・大吉)さんが、とんでもないイベントをされたというね(2日前の2月10日、福岡PayPayドームで『華大どんたく』が開催)。明石家さんまさんとか、とんでもないゲストが来る中、『スナックゴリパラ』は、生駒さんが来て終わりなのかという(笑)」

斉藤 「われわれ含め“スターゼロ”ながらサンパレスで開催できた、というのはでかいですね」

ゴリけん 「それは事実ですから」

――スナックということでデュエットコーナーもありましたが、事前に想定していたことと実際の違いなどがあれば教えてください。

斉藤 「キッズの方が、肝が座っているっていうね。マジでうまかったし」

矢野 「うまかった」

斉藤 「キッズは、1ミリも緊張してなかったよ」

ゴリけん 「目をね、見つめ合ったりとか」

斉藤 「アドリブかましてきたの、先にキッズでしたもんね。それに合わせたんでしょ、ゴリさん」

ゴリけん 「後の先(剣術用語で相手が仕掛けてきた技に合わせて掛ける技)だった」

――2023年、冷泉公園ロケも完全復活、イベントなどの機会もありキッズとの交流の場面も多かったかと思いますが印象に残っていることはありますか?

斉藤 「コロナ禍、ずっと(冷泉公園ロケが)できてなくて。『ゴリパラ見聞録』は、キッズに支えられてできている番組なんで。(コロナ禍前は)ファンがいるってことで、みんながね、テレビでも、一目置かれているということもあったんで」

矢野 「自分で言う?」

ゴリけん 「でも、そういうことよね」

斉藤 「それがなくなって、すごく不安だったんですよね。でも、復活したら待っていてくれて。前よりも、キッズが増えていて」

ゴリけん 「コロナ禍で会えない時期があったので、それで、最初に復活した時にキッズがいた時に『あ! 待っていてくれたんだ!』っていうのがあって、そこからね、また動き出した感じがしますよね。あそこが2、3人だったら、もしかしたら終わってたかもしれない」

斉藤 「キッズがいなくなった時点で、この番組は終わりなんで」

――ADの矢野さんについて、まだまだ知らない方も多いかと思いますが…。矢野さんについて、最近収録後、ゴリさんに連れ回されているというのは本当ですか?

AD・矢野 「本当です! 毎回、ホテルにチェックインした後、ゴリさんに街に連れて行っていただいています」

ゴリけん 「あと、(AD)矢野といえば、今回(王様ゲーム中の一コマ)余計なところで当たるなと思って。ガチンコでやっているから、またかと」

矢野 「2連チャンでしたね」

ゴリけん 「あれは…、ちょっと痩せたよね」

――「ゴリパラ見聞録」として2024年の目標、行ってみたい場所があれば教えてください。

斉藤 「DVDの企画で毎年、海外に行ってるんですけど、次は欧米なんかも行ってみたいですね。ワールドアミダでね」

矢野 「今回(ゴリパラ見聞録 Vol.11 2024年3月18日発売)がインドネシアでしたよね」

斉藤 「アミダでは、ギリシャとかも出てたんでね。ちょっと欧米あたりに行ってみたいですね」

ゴリけん 「今は『楊貴館』がリニューアルしたので、湯につかりたい。トロトロの湯につかりたい」

矢野 「それ、ナウな話ね。今、行きたいところね」

ゴリけん 「そう、今は楊貴館」

斉藤 「あと、サウナ行きたいね」

一同 「サウナ行きたい…」

イベントの模様は、現在オンラインにてアーカイブを配信中。チケットを購入することで3月10日まで視聴できる。

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