カブスがベリンジャーと話し合い まだ本格的な契約交渉には至らず

昨季カブスと1年契約を結んで見事に復活を遂げ、ナ・リーグのカムバック賞を受賞したコディ・ベリンジャーだが、契約が決まらないまま、まだFA市場に残っている。カブスとの再契約が有力視されるなか、日本時間2月20日、カブスのトム・リケッツ・オーナーがメディアの取材に応じ、ベリンジャー陣営との話し合いを行ったことを明かした。ただし、リケッツ・オーナーは「話し合いをしたが、交渉という段階には至っていない」と話しており、まだ本格的な契約交渉は行われていないようだ。

リケッツ・オーナーはベリンジャーとの再契約に向けた動きの現状について「我々はただ待っている。ベリンジャーと彼の代理人が交渉に応じるのを待っているんだ」とコメント。「今すぐに交渉が始まるかもしれないし、数週間後になるかもしれない。どうなるか様子を見ているところだよ」とベリンジャー陣営に目立った動きが見られないことを明かした。

カブスは今オフ、ベリンジャーの穴を埋めるための補強は行っておらず、130試合に出場して打率.307、26本塁打、97打点、20盗塁、OPS.881をマークした強打者の穴をカバーできるかどうかは、ドジャースから獲得したマイケル・ブッシュ、トップ・プロスペクトのピート・クロウ=アームストロングといった若手の働きにかかっている。昨季ベリンジャーは一塁と中堅を兼任していたが、その出場機会はブッシュ(一塁)とクロウ=アームストロング(中堅)に振り分けられる見込みだ。

26歳のブッシュは昨季マイナーAAA級で98試合に出場して打率.323、27本塁打、90打点、4盗塁、OPS1.049の好成績をマーク。リーグMVPに選出され、メジャーでは27試合で2本塁打を放った。21歳のクロウ=アームストロングは昨季マイナーAA級とAAA級で合計107試合に出場し、打率.283、20本塁打、82打点、37盗塁、OPS.876を記録。マイナーの最優秀守備選手に選ばれ、将来のゴールドグラブ賞候補として期待されている。9月にはメジャーデビューを果たし、13試合に出場したが、14打数ノーヒットに終わった。

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