着目したのは“つぶれ分布” 日本シャフトの新ブランド「バルカヌス」誕生

武具を作るローマ神話に登場する鍛冶神(かじしん)が由来の新シャフトブランド「バルカヌス」

日本シャフト(本社・横浜市)は、飛距離に悩むゴルファーに向けて開発したウッド用カーボンシャフト「VULCANUS(バルカヌス)」を3月28日に発売する。

「バルカヌス」という名称は、ローマ神話に登場する、武具を作る鍛冶神(かじしん)が由来。「アマチュアゴルファーの多様性に応じた武器(シャフト)を提供する」という意味を込めたモデル名となっており、使用中のヘッドとスイングを変えず、プレーヤーのヘッドスピードをその人の持つ上限まで引き出すことをコンセプトに掲げた。

2000人以上のゴルファーのスイングやニーズの傾向を元に開発。ヘッドスピード43m/s以下のアマチュアゴルファーをメインターゲットに設定し、ドライバーの飛距離不足に焦点を当てた。

同社が長年培ってきたノウハウに加え、新たに“つぶれ分布”に着目したのが特徴だ。シャフトの曲げ剛性やしなりと同時に起こるつぶれ=扁平(へんぺい)を各部で自在にコントロールし、アタックアングルやインパクトロフトを最適化した。インパクト時のエネルギーロスを防ぎ、プレーヤーのポテンシャルとヘッド性能を最大効率化するとうたう。

シャフトには最先端の高機能素材「トレカRM40X」を搭載した。軽さと強度の両立だけでなく、爽快な弾き感を生み出すという。

重さは41g、47g、53.5gの3種類。いずれも先中調子で、全長46インチ。税込価格は8万8000円。問い合わせは、日本シャフト営業部(Eメール:support@nipponshaft.co.jp)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン