小学生が廃品回収で被災地支援【長野・小諸市】

小諸市の千曲小学校。職員の駐車場には…段ボール、新聞紙などの古紙、空き缶が山積みになっていました。能登半島地震の被災地を支援するための廃品回収です。PTAの発案で全校に呼び掛けられ、1月月25日から始まりました。

■6年生「東日本大震災と同じ震度があって自分まで心が痛くなって、少しでも力になれるように頑張りたい」
「ごみじゃないけどそういう物がお金になるということは子どもでも出来るからすごくいいことだと思う」

他の学校のPTAにも呼び掛け、活動は市内全体に広がっています。

■千曲小学校 横田志穂PTA会長「最初は(駐車場の)1区画集まるくらいかなと正直思っていたが、思いがけずたくさんの人が協力してくれることが本当に形になってうれしい」

支援の手は隣の佐久市からも!クラフトビールメーカー、ヤッホーブルーイングの佐久醸造所が、大量のアルミ缶を用意しました。ビールを充填する前に傷がついたりへこんでしまったりして、商品にならなかった缶です。

■ヤッホーブルーイング佐久醸造所 又吉康太さん「(数は)大体3000弱くらいだと思います。ぜひ協力できることならと思って会社で話したら、みんなで『やろうやろう』と盛り上がって」

アルミ缶は午後学校に届けられ、あっという間に駐車場はいっぱいに…

■5年生「思ったより多かった。びっくりしちゃった」

廃品回収は2月月26日朝まで実施して、現金に換え義援金として日本赤十字社を通して被災地に届けるということです。

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