足利市新年度一般会計予算案 過去2番目の規模542億円 「少子化対策や子育て世帯の負担の軽減など」

 足利市の早川尚秀市長は20日、542億円となる新年度の一般会計当初予算案を発表しました。1997年度に次ぐ2番目の規模となりました。

 足利市の新年度の一般会計当初予算案は、542億円と前の年度と比べて5億円、率にして0.9%増加しました。予算の規模としては、1997年度の544億3千万円に次ぐ過去2番目となりました。

 早川市長は最重要課題として挙げた少子化対策については、第2子の保育料の無償化におよそ9千万円を充て、県よりも半年早く4月から行います。

 また、子育て世帯の負担の軽減を図るため、18歳以下の子どもに対して国保税の1人あたりの均等割り額を年額およそ3万4000円を減免する県内で初めての事業に4400万円、保護者の就労要件に関わらず子どもの預かり保育を公立の保育所で行う国の採択事業におよそ660万円を計上しました。

 そのほかの重点事業として、街のにぎわいづくりでは刀剣「山姥切国広」の特別展や関連イベントなどの事業費におよそ5700万円が盛り込まれました。活力ある企業を誘致するため2年後の完成を目指している「あがた駅北産業団地」の開発事業に単年度で7億8500万円を計上しています。

 新年度の当初予算案は、2月27日に開会する市議会に提出され、3月26日に採決が行われます。

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