レイズが内野手補強 アメッド・ロサリオと1年150万ドルで合意

正遊撃手ワンダー・フランコがスプリング・トレーニングに参加できない状況が続き、控えの1番手であるテイラー・ウォールズも右股関節の手術で開幕に間に合わない可能性が高くなっているレイズ。現時点ではマリナーズからトレードで獲得したホセ・カバイェロが遊撃の1番手と目されているが、さらなる補強を敢行した。日本時間2月21日、レイズはドジャースからFAとなっていたアメッド・ロサリオと1年契約を結んだことを発表。また、張育成(チャン・ユーチェン)ともマイナー契約を結んでいる。

現在28歳のロサリオはシーズン2ケタ本塁打&2ケタ盗塁を3度マークした実績のある遊撃手。メジャー7年目の昨季はガーディアンズとドジャースで合計142試合に出場し、打率.263、6本塁打、58打点、15盗塁、OPS.683を記録した。遊撃守備では自己ワーストの守備防御点-16に終わり、ドジャース移籍後は二塁手としての出場機会が増加。また、ガーディアンズ時代には外野(左翼と中堅)を守った経験もある。左腕に強いという特長もあり、控え遊撃手というだけでなく、様々な起用法が考えられる。

現在28歳の張育成は台湾出身の遊撃手。2019年にインディアンス(現ガーディアンズ)でメジャーデビューし、自己最多の89試合に出場した2021年には9本塁打を放った。2022年は4チームを渡り歩き、昨季はレッドソックスで39試合に出場して打率.162、6本塁打、18打点、4盗塁、OPS.552を記録。昨年3月に開催されたワールド・ベースボール・クラシックでは一塁手部門で大会ベストナインに選ばれたが、その勢いをシーズン中の活躍につなげることはできなかった。

米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、ロサリオの契約は1年150万ドル。また、地元紙「タンパベイ・タイムズ」のマーク・トプキン記者は50万ドルの出来高が設けられていることを報じている。なお、レイズはロサリオ獲得に伴い、ロースターの枠を空けるためにドリュー・ラスムッセンを60日間の故障者リストに登録した。

The post レイズが内野手補強 アメッド・ロサリオと1年150万ドルで合意 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.