往年の人気グルーブ「クール・ファイブ」小林正樹さん老衰で死去、81歳 前川清「感謝しかありません」」

クール・ファイブの小林正樹(こばやし・まさき)さんが15日に都内の病院で老衰のため死去していたことが21日、分かった。81歳だった。葬儀は近親者のみで執り行われた。

小林さんは1943年1月1日生まれ、長崎県佐世保市出身。1967年に長崎で「内山田洋とクール・ファイブ」を結成した。

メインボーカルを務めた歌手の前川清は公式サイトで「これまで芸能界で仕事をしてこられたのは、クール・ファイブのメンバーに加えてくれた小林さんのお陰であり、私にとっての恩人です。この度の突然の訃報にはとても驚き、残念でたまりません」と嘆いた。

続けて「昨年の10月、私と小林さんの故郷、佐世保での55周年コンサートに体調不良の中駆け付けてくれました。根っからのステージマンなので、痩せてヨロヨロしながらも立派に歌を唄ってくれて会場が大歓声に包まれました。それが最後になってしまいましたが、今も雄姿が目に焼き付いています。小林さんありがとう。感謝しかありません」と偲んだ。

メンバーの森本繁は「小林さんとは、一番最初に出会って、仕事もプライベートもずっと一緒に過ごして家族以上にそばにいた人です。正直者で素直過ぎるので、生き方はあまりうまくなかったと思いますが、いい人でした」、岩城茂美は「若い頃は仕事が忙しかったので、小林さんと森本さんと3人でいつも一緒にいました。こんなに早く逝っちゃって心残りです。もう少し生きてほしかった」、宮本悦朗は「小林さんの素晴らしいお声が聴けなくなったので、リーダー亡き後、クール・ファイブも一層寂しくなります」とコメントした。

(よろず~ニュース編集部)

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