中国新興EVの小鵬汽車、24年は販売台数の倍増目指す

中国新興EVの小鵬汽車、24年は販売台数の倍増目指す

広東省肇慶市の小鵬汽車智能網聯科技産業パークで完成車を検査する従業員。(資料写真、肇慶=新華社記者/鄧華)

 【新華社北京2月21日】中国の電気自動車(EV)メーカー、小鵬汽車の2023年の販売台数は前年比17%増の14万台だった。18年12月の納車開始以来の累計納車台数は40万台の大台を超えた。何小鵬(か・しょうほう)董事長は24年の新しい目標として、販売台数を前年の2倍以上にし、あらゆる弱点の補強に取り組み、質の高い経営への第1歩を踏み出すことを挙げた。

 同社は目標を実現するため、3年以内に新型車またはモデルチェンジした新車を30車種発売する計画だ。24年は10万~40万元(1元=約21円)の価格帯における空白を埋めるため、30万元(1元=約21円)以上と15万元の価格帯で新車を1車種ずつ発表する。

 このほか、製品開発システム、スマート運転、マーケティング戦略、デザイン分野、グローバル化、幹部の育成、事業プロセスなどの面でも高度化を推進し、「スマート運転を中核とする人工智能(AI)技術」の研究開発に毎年35億元を投じるとしている。

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