苫小牧市 ヤングケアラー条例 道内初制定へ

苫小牧市は、家事や介護など家族の世話をする18歳未満の子ども「ヤングケアラー」を支援する条例案を、定例市議会に提出します。制定されれば道内では初めてです。

道内には数千人のヤングケアラーがいるとみられ、苫小牧市内でも少なくありません。条例制定の目的は、ヤングケアラーの存在に気付き、見守り、孤立させない社会の実現です。市民や学校などが連携して相談体制を整えることや、支援に携わる人材確保に努めることを掲げています。

市は関連事業費として、新年度予算案におよそ600万円を盛り込みました。条例案は、あす開会の定例市議会に提出し、4月からの施行を目指します。制定されれば、ヤングケアラーに特化した支援条例としては道内で初めてになるということです。

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