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2024年2月20日に公開された動画のテーマは……2024年2月ハイブリッド意識調査!
毎月恒例の電話とネットのハイブリッドで行う最新調査結果をご紹介します。
ゲストにJX通信社代表の米重克洋氏をお招きし、最新の政党・内閣支持率などの意識調査の結果について語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・自民党支持率は減少するも野党支持率はいずれも伸び悩む
・内閣支持率も減少傾向に。電話調査では20%を切る
・次期衆院選比例投票先では自民と立憲が同水準に
政党支持率調査結果
2024年1月(前回)の政党支持率
1月は能登半島地震の発生により、自民党の政治資金問題の存在感が薄まったこと、政府の震災対応が肯定的に評価されたこともあり、自民党と内閣支持率は横ばい、または反転する動きがみられました。
それから、今回の調査までの期間にあった主なトピックはこちら。
・通常国会が開会
・自民党安倍派「5人衆」が不起訴に
・日本維新の会と教育無償化を実現する会が共同会派結成
・国民民主党が与党とのトリガー協議離脱
など
政治とカネの問題に与党がどう対応するか、そして野党がどう追及するのかは支持率に影響する重要なポイントとなりました。
2024年2月(今回)の政党支持率
前回調査で上昇傾向を見せた自民党支持率ですが、今回の調査ではそこから電話調査で2.2ポイント、ネット調査で4.2ポイント下落しました。
自民党支持率が20%台前半は非常に低い水準だと米重氏。報道各社の調査についても「自民党の支持率が民主党からの交代以降、最も低い水準になっているという調査がちらほらある」と同様の傾向がみられる点に言及しました。
さらに、野党支持率が軒並み横ばいで無党派層が増加している点にも触れ「自民党の支持率が下がったが、その分の行き場がなく無党派層がちょっと増えた」とまとめました。
野党が裏金問題を追及することで露出も増え、野党の支持率が上がるといった傾向は比例投票先の数字に表れているものの、ベースとなる政党支持率においては自民党との差がまだまだ大きいのが実態のようです。
2024年2月の内閣支持率の推移
内閣支持率は「強く支持する」「どちらかと言えば支持する」と回答した支持層が電話調査で3.2ポイント、ネット調査で4.1ポイント下がり、引き続き下落傾向を示しています。
同時期に行われた朝日新聞の世論調査では内閣を支持しない理由まで調査しており、米重氏によると「自民党中心の内閣だから支持しない」という層が前回の2割から3割まで増えているとのこと。
一方で「総理が岸田総理であること」を挙げた層は1割にとどまり、米重氏は「岸田さんの顔を変えたら支持率が回復するなんて保証はどこにもない」と低支持率にもかかわらず「岸田おろし」の動きがない背景を分析しました。
年間の推移でみても、内閣支持率は非常に低い水準が続いています。米重氏は「このまま岸田政権の下で解散しても、なかなか選挙に勝てないんじゃないかという意見が多く出てくるのは致し方のないこと」とコメントしました。
次期衆院選比例投票先
MC千葉佳織「こちらは(政党支持率よりも)大きく動いているように見えますね」
比例投票先は電話調査で自民が4.5ポイント減の20.3%、立憲が3.5ポイント増で20.0%となり、ほぼ横並びになったことが注目ポイントです。
米重氏は、実際の選挙で同じような動きになるかは不透明としつつ「自民党に対してものすごくビハインドな風が吹いていることは間違いない」とコメント。「無党派層の人たちがあえて投票先を選ぶときに自民党は選びづらい状況が起きている」と分析しました。
また、維新はこの調査において野党第一党争いで立憲に水をあけられる結果に。それについて米重氏は「政治資金の問題に関して大きな存在感は示せていない」とし「非自民の選択肢としての第一想起を維新が十分に取れてない」とコメントしました。
このことは、無党派層に絞った比例投票先の結果を見ても明らかです。
米重氏「既成政党を支持していない人に対して『比例投票先あえてどこに投票しますか』って言ったら1に立憲、2に維新、3に自民という順番になるわけですね」
立憲は政治とカネの問題を追及することで野党第一党としての想起を得ることに成功していると言えるでしょう。
立憲としては、このチャンスを活かすべく、国会ではこの問題を追及し続けることが予想されます。
米重氏は、政治資金に関する法律の改正や国民が納得できるような改革プランの提示・実行ができなければ自民党がこの状況を脱するのは難しいのでは、と締めくくりました。
動画本編はこちら!
自民党の低迷が続くなか比例投票先で自民と立憲が並ぶ!維新と差が開いた理由とは?
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調査概要
調査は令和6年2月17日(土)と18日(日)に実施。日本国内の18歳以上の方を調査対象とし、有効回答数は電話調査(JX通信社との共同実施)で991件、インターネット調査(Gunosyリサーチを使用)で1000件を取得。電話調査は無作為に電話番号を発生させるRDD方式をオートコールで実施。ネット調査はスマートフォンアプリ(Gunosy)のダウンロードユーザーを対象にしたアンケートツールにより実施。各数値は小数第2位以下を四捨五入。