やす子が100時間のスマホ断ち! ネットニュースになった“あの事件”の真相が明らかに!!

日本テレビ系では2月22日に、くりぃむしちゅー(上田晋也、有田哲平)、羽鳥慎一ホラン千秋が出演する「マル日後にわかるホント!」(午後7:00)を放送。定点カメラやGPSを駆使して、時間をかけて世のためになることを解き明かしていく“社会実験バラエティー”で、昨年10月の日曜の昼にお試し放送され、それが好評だったため、ゴールデンタイムでの単発特番としてオンエアが決定した。

スタジオでは、くりぃむしちゅーら4人が実験VTRを見て、“世の中がよくなる”提案を自由にトークしたり、“追加実験”を提案する。特番の初回で扱うテーマの一つが、「スマートフォン依存症の人間が、100時間スマホなしで生活するとどんな変化が訪れるか?」で、その実験対象に選ばれたのは、スマホ依存症のやす子だ。

元自衛官芸人としてブレークし、2023年のテレビ出演本数295本と超売れっ子のピン芸人・やす子。1月31日に、Xを更新し「関係者の皆様へ」と題した投稿をポストした。「2/4まで仕事の都合によりスマホが使用できず連絡が取れなくなります」と関係者に報告。「私に連絡ある方はマネージャーさんまでよろしくお願いいたします!!」とつづったその内容に、ファンからは「大変 しばらく頑張れ~」「体調を崩しませんように」「無人島の過酷ロケ?」などさまざまな反応があった。ついにはネットニュースにも取り上げられたが、実はこれは、今回の「マル日後にわかるホント!」の実験企画だったのだ。

やす子は「正直、スマホ依存の自覚がある」と言う。「寝る前も起きてすぐも、スマホ触ってます。スマホがないと不安になっちゃいます」とのことで、特に頻繁に使うのはXで「閉じたのに1秒後に開いちゃう。リプライに全部“いいね”する。1日、5〜600いいねしてます。もう中毒なんだと思います」と告白する。話を聞いた日の1日(24時間)のスマホ使用時間を調べてみたところ、なんと9時間53分。これには、依存症を自覚していたやす子自身も驚くことに。

日本人の実に約8割がスマホ依存だともいわれているが、世界的ベストセラー「スマホ脳」の著者で精神科医のアンデシュ・ハンセン氏に取材を敢行。ハンセン氏は「スマホ脳になると睡眠の質が低下したり、注意力が散漫になるという弊害があリます」と警鐘を鳴らす。そして、やす子へ「9時間53分は起きてる時間の大体63%。これを続けると人生のうち37年スマホを触っていることになる。100時間スマホなしの生活をしてみないか? 驚くほど変化が起こるよ!」との提案が。本人同意の下、スマホを100時間手放すとどんな変化がおとずれるのか、観察してみることになる。

マネジャーとの連絡用には電話機能だけ備わったガラケーを支給し、実験開始。いつもスマホで捕まえているというタクシーすらも止めるのに一苦労する。行きたい住所も普段スマホで説明していたため、運転手にうまく伝えられず、早速混乱に陥る。ところが、何とか捕まえられたタクシーの車内で手持ち無沙汰になったやす子は、「時間ができたならせっかく」と言って、興味があるが読んでいなかった本を読み始める。さらに、いつも全く見ていなかった夜景を見て、その美しさに気付くようになっていく。

情報は新聞を購入して収集。無音が苦手ということで、CDラジカセを買って楽屋に持ち込むなど、徐々にスマホなしの生活に合わせていけるようになるが、家ではかなり暇な様子を見せる。小学生ぶりにゲームに興じるも長続きせず、結局何もせずに就寝。今までは寝る前に2時間スマホを見ていたが、翌日本人に聞くと、この日は「10分で寝られた」とのこと。

ハンセン氏いわく「眠りにつく1時間前になったらスマホを見ない方がいい。スマホから放たれるブルーライトを夜に浴びると、脳が昼間と勘違いして活発になってしまい、体が眠る意識にならない」とのこと。就寝前にスマホを見なかったおかげか、翌日のやす子の体調もいつもよりよさそうに見える。

ほかにも体調面、生活面でも改善が現れ出すが、時間経過とともに「エゴサーチをできないの不安」とつぶやき、ついには「スマホ触りたい! 触りたい!」と絶叫するやす子。禁断症状が現れ始める中、果たして100時間スマホなし生活の結果、やす子の身にはどんな変化が訪れるのか!?

スタジオでも、1日のスマホ使用時間を調査する。4人の中で一番少なかったのは、羽鳥の1時間2分。その少なさに驚きの声も上がる。次に少なかったのは、上田の4時間25分。「数カ月前に家にケータイを忘れた。(仕事の後)夜中の2時くらいに焦って帰って即見たら、LINEが2件だった。しかも2件ともおふくろ。まじ(スマホ)いらねえなと思った」と吐露し、それ以来スマホに依存する時間が減ったそうだ。

次は、ホランの7時間1分。スマホで動画を見あさっているそうで、「お風呂でも見続けている。スマホは賢くて、自分が好きな動画ばっかりおすすめしてくる。“何でこんなに私が好きなもの知ってるの?”って。一番今私を理解してくれているのはスマホ」と依存度強めの発言も飛び出す。

一番長かったのは有田で、時間はなんと12時間46分。「(起きている時間の)ほとんどじゃないですか!」とホランも驚がくする中、「ほとんどがゲームです」と理由を語る有田に、上田は「おっさん界でトップじゃね」と嘆く。

番組では、このほかにも、「放置自転車をGPSで追跡調査してみたら?」「上田の例えツッコミ、令和の高校生に伝わらないのは?」など、さまざまな気になることを実験で調べ、結果を明らかにしていく。

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