中国京津冀地域の3次産業の割合、直近10年で9.6ポイント上昇

中国京津冀地域の3次産業の割合、直近10年で9・6ポイント上昇

北京懐柔科学城で竣工した「マルチモーダル・トランススケール生物医学イメージング施設プロジェクト」の建築群。(資料写真、小型無人機から、北京=新華社記者/魏夢佳)

 【新華社北京2月22日】中国北京市統計局のデータによると、京津冀(北京・天津・河北2市1省)地域の1次産業、2次産業、3次産業の比は、2013年の6.2:35.7:58.1から23年は4.6:27.7:67.7となり、3次産業の割合は9.6ポイント上昇した。

 3次産業の割合を市・省別にみると、北京は8割以上で推移し、天津は6割を上回り、河北は5割を超え、上昇幅が最大だった。3次産業の割合は13年比で北京が5.3ポイント、天津が8.6ポイント、河北が11.4ポイントそれぞれ上昇した。

 京津冀地域の協同発展戦略のもと、3市・省はイノベーション投資を拡大し、新興産業が急成長している。北京のデジタル経済の増加値(付加価値額)は15年の8719億4千万元(1元=約21円)から23年は1兆8766億7千万元に増加し、域内総生産(GDP)の42.9%を占め、7.7ポイント上昇した。天津は一定規模(主要業務の年間売上高2千万元)以上の工業企業の増加値に占めるハイテク製造業の割合が13.7%となり、14年から1.4ポイント上昇した。河北は一定規模以上の工業企業の増加値に占めるハイテク産業の割合が21.4%となり、13年から9.6ポイント上昇した。3市・省のハイテクサービス業の売上高は増加傾向にあり、19年比でいずれも20.0%以上伸びた。

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