見守ることがトレスに!? 犬の食事でやりがちな飼い主さんのNG行動4選

犬にとって楽しみな時間であり、生命維持のためにも大切な食事。その食事シーンで飼い主さんがやっている行動が、愛犬にストレスを与えている場合があります。今回は、犬の食事に関する飼い主さんのNG行動について、獣医師の藤本聖香先生に伺いました。

ゴハンの時間をきっちり決めている

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

食事の時間をきっちり決めてしまうと、犬は少し時間がずれるだけで「早くゴハンちょうだい!」とイライラするように。食事の時間は大雑把に決め、その時間内に与えられれば問題ありません。要求吠えなどの困りごともなくなりますよ。

フードボウルを出しっぱなしにしている

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

残しているフードを好きなときに食べられるよう、フードボウルを出しっぱなしにしていませんか。外出時など、犬が食べたいときに食べられない状態になるとストレスを感じるように。また、衛生的にもよくないので、フードが入ったままのフードボウルはその都度下げるようにしてください。ゆっくり食べる犬なら、時間を決めて下げましょう。

食事の前に「マッテ」をさせる

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

練習になるからと、食事の前に「マッテ」をさせている飼い主さんは多いです。数秒程度なら問題ないですが、食事を前にして何分も「マッテ」の状態にするのはストレスをかけるだけなのでNG。愛犬との関係も悪くなるので、やらないでください。

食事中にそばで見守る

引用元:いぬのきもち投稿写真ギャラリー

食事量のチェックなど健康管理の一環で、食事中の愛犬をそばで見守る飼い主さんも多いはず。しかし、その状態では落ち着いて食事ができず、犬はストレスを感じてしまいます。消化不良や食欲不振を招くこともあるので、見るなら離れたところからにしましょう。

犬にとって大切な食事シーンで飼い主さんがNG行動をとると、ストレスがかかるだけでなく、健康面にも影響が出ます。ふだんのお世話を見直して、NG行動を減らしていきましょう。

お話を伺った先生:藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2022年5月号『もしかして、私のせい!? 愛犬にストレスを与える飼い主さんのNG行動』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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