上海市の人民元・外貨建て貸出残高、1月末時点は7.3%増

上海市の人民元・外貨建て貸出残高、1月末時点は7・3%増

中国人民銀行の上海本部ビル。(資料写真、上海=新華社配信)

 【新華社上海2月22日】中国人民銀行(中央銀行)上海本部が21日に発表した上海市の1月末時点の人民元・外貨建て貸出残高は前年同期比7.3%増の11兆3700億元(1元=約21円)、伸び率は前月末と横ばいだった。うち人民元建ては8.3%増の10兆7900億元、伸び率は前月末を0.3ポイント下回った。外貨建ては13.6%減の823億ドル(1ドル=約150円)、減少率は0.3ポイント縮小した。

 1月の人民元建て貸出の増加額は67億元減の1996億元。部門別に見ると、家計部門は495億元、うち短期貸出が42億元、中長期貸出が453億元それぞれ増加した。企業・事業部門は1283億元、うち短期貸出が541億元、中長期貸出が1001億元増加した。ノンバンクは26億元増となった。外貨建て貸出の減少額は2億ドル増の5億ドルだった。

 1月末時点の人民元・外貨建て預金残高は5.4%増の20兆4千億元で、伸び率は前月末を0.8ポイント下回った。うち人民元建ては6.1%増の19兆3100億元で、伸び率は前月末を1.1ポイント下回った。外貨建ては9.4%減の1532億ドル、減少率は0.8ポイント縮小した。

 1月の人民元建て預金の減少額は2228億元増の521億元。部門別に見ると、家計部門の増加額は1306億元減の832億元、非金融企業の減少額は596億元減の1961億元、財政預金の増加額は327億元増の932億元、ノンバンクの減少額は1943億元増の671億元だった。外貨建て預金の増加額は14億ドル減の3億ドルとなった。

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