雪が足りない… 暖かさでかまくらに穴も【長野・飯山市】

今シーズンで24年目となる飯山の恒例イベント「かまくらの里」。
レストランかまくら村の「のろし鍋」を目当てに多くの客の姿が…。

■千葉から(20代)
「地元の人からしたら雪が少ないなと思うかもしれないですが私からしたら雪が多い」

しかし今年は、最近の暖かさの影響である異変が起きていました。

■記者
「かまくらの中に入ってみます。ここ数日の暖かさでかまくら内部の壁面も解け始めていて修復が必要になってきています」

地元の有志の「かまくら応援隊」。暖かさで解けてしまったかまくらの修復作業を進めていました。

■かまくら応援隊広報担当・森勝さん
「最初はこのぐらい(の厚さが)あったんです。だいたい1メートルから90センチの厚さで作っていく」

この冬は雪が少なく、修復のための雪も足りません。雪を確保するため、26基のうち2基をきのう潰しました。暖かさと雪不足の影響はここにも…。
そり遊びなどができるエリアが21日、閉鎖になりました。それでも、インバウンド需要の回復もあってかまくらの里を訪れる人は過去最多を見込んでいます。

■香港から
「(景色が)とても美しいし、楽しいです」

■かまくら応援隊広報担当・森勝さん
「一気に(雪が)解けて。心配していました。最後の29日までにお客様に喜んでいただけるようにスタッフ一同で頑張ってやっていきます」

今シーズンの営業は今月29日までで、レストランは事前予約制です。

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